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CAD/CAM CEREC3

りんご歯科クリニックでは、スタッフの知識と能力の向上を目的として、『横須賀市歯科医師会学術講演会』に参加しています。このページでは、その講演内容をレポート致します。

第1回の講演は、平成21年6月25日(木)に開催されました。演題『The present and the future,possibility CAD/CAM』〜chair side type CAD/CAM CEREC3〜ということで、小池 軍平先生による『CEREC』という最先端技術についての講演でした。演題を見ると長い横文字でとても難しそうに感じますが、たくさんの写真と楽しいお話を交えての講演で、とても聴きやすい構成でした。当医院からは9名のスタッフが参加しました。

CAD/CAM CERECとは?

講演のお話の前に、簡単にCAD/CAMについてご説明します。CAD/CAMというのは、見ての通りCADCAMというふたつの言葉が合わさったものです。

CADは『コンピュータ(Computer)、支援(aid)、設計(Desin)』の略語で、コンピュータを用いて設計をすることや、その設計するコンピュータのシステムツールのことです。

CAMは『コンピュータ(Computer)、支援(aid)、製造(Manufacturing)の略語で、CADで設計された形状データを入力して、コンピュータで製品の加工や製造をすることです。

要するに、CAD/CAMとは、コンピュータの支援で設計から製造までを行うこと、またはそれを行うためのコンピュータのシステムツールや機械のことです。これは歯科用語という訳ではなく、建設業や製造業など設計や製造を必要とする様々なものに使われています。

CERECという名前は、セラミック修復(CEramic REConstruction)の略語で、3D写真をコンピュータに読み込むことで、コンピュータ上でその写真を元にセラミックの詰め物やかぶせ物を設計して、機械が自動的に削りだしてくれるというものです。通常詰め物やかぶせ物は、型取りをしてから技工室で約一週間をかけて製作するのですが、このCERECのようなCAD/CAMを用いると、一時間もせずに自動的に出来上がってしまいます。ただし、非常に高価な機械ですし、材料がセラミックですので保険は効かず、高額な自費診療になってしまいます。

今回の講演会では、歯科用CAD/CAMの誕生から発展に至るまでの歴史や、どういったことができるのかなど、様々なお話がありました。また、実際のコンピュータと機械を使用しての実演製作(設計・製造)もあり、ただのセラミックのかたまりから歯の形ができるまでを生で見ることができました。完成した人工歯も見せて頂きましたが、とても綺麗に出来ていて、現在のコンピュータの性能の高さを改めて実感しました。

CAD/CAMの歴史

CERECは、1980年にスイスのチューリッヒ大学で開発され、1985年に同大学でこのシステムで製作したインレーで治療した患者様が第1号だそうです。1980年頃というと、パソコンもまだあまり出回っていないような時代ですから、その頃の性能の低いコンピュータを用いて、これだけのシステムの基礎を開発したというのは驚きです。講演では、CEREC自体の歴史と合わせて、コンピュータの進化なども写真を交えてお話がありました。

コンピュータは出始めの頃の大型のものと比べると、現在ではポケットに入ってしまう程のサイズのミニパソコンもあるくらいで、かなり小型化してきています。CERECのような歯科用のCAD/CAMも開発された当時はとても大きな機械だったようですが、現在の新しいものはかなり小型化されており、広めの歯科診療所であれば、診療室内の患者様の見える場所に設置できる位のサイズでした。

実際に講師の小池先生は、患者様がご自分の歯が出来るまでを見ることもできるように、診療室内に設置しているそうです。もっとも、すぐに出来るとは言っても、製造だけでも数十分はかかるようなので、最初から最後までじっと見ているのは少し厳しいかも知れません。今回の講演でも、製造実演は休憩時間もかねてという形でした。

また歯科用CAD/CAMで製作することの出来る技工物も、コンピュータと技術の進歩によって、どんどん幅広くなってきているようで、開発当初は全体を覆う冠タイプのかぶせ物を製作するだけの機械とも言われていたそうですが、今では様々な詰め物やかぶせ物、前歯部の差し歯なども綺麗に製作することが出来るようになっているそうです。また、最近ではインプラント治療との連携も進められているそうです。

CAD/CAMによる設計と製造

歴史や技術の進歩などの説明の後には、実際にCADシステムを用いてどのように設計していくのか、画面をスクリーンに映し出しての実演がありました。操作自体は、皆様がこのページをご覧になっているのと同じように、ほとんどがマウスを動かしての作業ですので、実際に歯科技工の経験が無くても、コンピュータの操作に詳しい方でしたら、「これなら自分にもできるかも…」なんて思われるかも知れません。

もちろん、ただ人工歯を製作すると一言で言っても、様々な要素が設計に係わってくるので、簡単なことではありません。一本の歯を作るだけであっても、隣の歯との適正な隙間、歯肉との適正な間合い、そして反対の歯との噛み合わせなど、注意しなければならない事柄がたくさんあります。それらをコンピュータに正確に入力できて初めて、お口に合った美しい人工歯が設計できます。

これらの作業が、通常の保険で製作する詰め物やかぶせ物においての、印象材(ピンクや薄いブルーの粘土のようなもの)での型取りや、ワックスによる噛み合わせの診断にあたる作業です。どちらも簡単そうに見えて、とても精密な作業なのです。

CADを用いての設計が完了すると、いよいよCAMでの実際の削りだしの実演です。コンピュータで設計したデータを機械に送信し、機械にセラミックのかたまり(ブロック)を取り付けたら、あとは機械が自動的に位置を調節して人工歯を削り出していきます。完成までにはだいたい2〜30分かかります。完成した人工歯は、冒頭でもお話したとおりとても綺麗なものでした。

最後に

記念すべき第1回の学術講演会は、CAD/CAMを用いた、コンピュータと機械による技工物の製作についてという事で、院内に技工室を設置して、3人の技工士と連携して技工物製作にあたっている当医院としましては、なかなか導入のメリットを見出し難いものでしたが、そのシステムの高い完成度と技術力をうかがい知ることができ、大きな意味のある時間となりました。

今後もコンスタントに学術講演会が開催される予定との事ですので、出来る限り多くのスタッフが参加し、診療に役立てていければと思います。

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あかりんご

学術講演会レポート

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