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インフルエンザ感染対策

りんご歯科クリニックでは、スタッフの知識と能力の向上を目的として、『横須賀市歯科医師会学術講演会』に参加しています。このページでは、講演内容をレポート致します。

第4回の講演は、平成21年11月5日(木)に開催されました。今回の講演は演題『歯科診療に必要な感染対策〜新型インフルエンザを中心に〜』ということで、現在日本国内でも大流行している新型インフルエンザを中心とした、歯科医院内の感染対策についての講演でした。

講師の小森康雄先生は、東京医大の客員講師や日本歯科医師会の感染対策委員長をなさっており、新型インフルエンザワーキングチームの5人の委員のひとりとして全国各所で感染対策についての講演をされている先生で、ご自身の開業なさっている歯科医院でも感染対策にかなりの力を入れていらっしゃるそうです。

当医院でも通院中の患者様から、通っている学校が学級閉鎖になったというお話や、ご家族が新型インフルエンザにかかってしまったというご連絡を頂くことも多くなり、医院内の衛生管理や感染予防に積極的に取り組んでおりましたので、とても有意義な講演となりました。当医院からは9名のスタッフが参加しました。

インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザと風邪が全く違う病気であるというのは、皆様ご存知かと思いますが、その大きな違いはウイルスの種類です。風邪もウイルス感染によって発症するのは同じですが、インフルエンザウイルスに感染すると、他の風邪ウイルスの感染に比べて症状が非常に重くなる傾向があり、肺炎やインフルエンザ脳症などの合併症を引き起こす可能性もあります。

また、インフルエンザウイルスは、DNAが常に変化していくという特徴があり、抗体やワクチンも変化のたびに効果がなくなってしまいます。最近はインフルエンザのパンデミック(世界的大流行)が起こっておらず、死亡率もかなり減少傾向にあったので、インフルエンザも風邪の一種と捉え、危険性を軽視しがちでしたが、今年(平成21年)は新型インフルエンザが大流行しており、改めて危険性がクローズアップされてきています。

ちなみに『新型インフルエンザ』とは、新たに人に伝達する能力を有したウイルスによるものを言うのだそうです。現在流行している新型インフルエンザは、豚が感染するインフルエンザの遺伝子を含んでいたため、始めは豚インフルエンザと呼ばれていましたが、最近では鳥や人のインフルエンザの遺伝子も発見されており、普通に新型インフルエンザと呼ばれています。

インフルエンザの感染経路

インフルエンザの感染経路は、感染者のせきやくしゃみによって空気中に舞ったしぶきが粘膜に付着することによる『飛沫感染』と、感染者が鼻水などが付着した手で触ったものを他人が触ることによる『接触感染』の二種類に分けられますが、どちらも感染者の唾液に接触することで感染するのは同じです。

小森先生は、歯科医院は口腔内を見る所ですから、常に患者様の唾液に接触することになるため、直接インフルエンザ患者に接触する内科は別として、他の病院・医院と比較して、最もインフルエンザの院内感染に気をつけなければならないと考え、感染対策を重要視しているのだそうです。

インフルエンザの予防

インフルエンザの予防
インフルエンザの予防には、やはりワクチンの接種を受けるのが一番です。もちろん100%ではありませんが、一回のワクチン接種で約78%の方にインフルエンザの抗体ができるそうです。ただし副作用が出たという事例もありますので、その点には注意が必要かもしれません。

ご家庭で出来るインフルエンザの予防策としては、やはり基本は手洗いとうがいですが、普通のウイルスは手などに付着した後もしばらく活動を続けますが、インフルエンザウイルスは手から手への感染はあまりしないという調査結果も出ているそうです。ただし、口から進入したインフルエンザウイルスは、粘膜を通じてわずか20分程度で奥に入り込んでしまうので、早め早めのうがいが重要だそうです。

新型インフルエンザの症状

新型インフルエンザの主な症状は、発熱・呼吸器症状(せき・咽頭痛・鼻汁)・頭痛・筋肉痛などで、嘔吐や下痢などの症状も出る場合があります。基本的には風邪の症状と似ているのですが、症状がより重くなります。持病のある方や妊婦さんは特に重症になる可能性が高くなるそうなので注意が必要です。

注意しなければならないのは、発熱などの症状が回復したからといって、インフルエンザウイルスが完全に出て行ったわけではないということです。インフルエンザにかかった場合、熱が下がってから2日後、症状発生の翌日から7日後までは、人に移す可能性があるため外出を控えるべきだそうです。

風邪症状のある方の歯科診療

インフルエンザが発症した患者様は、たとえ熱が下がったとしても、他の人に移す可能性のある7日間は歯科診療をお受けすることは出来ません。

また、歯科診療の場合、インフルエンザに限らず、風邪をひいている患者様の診療もお勧めできません。鼻が詰まっていると鼻で息が出来ないため、長時間お口を開けて治療することが困難になりますし、せきやくしゃみなどの呼吸器症状のある患者様ですと、せきやくしゃみで体が動いた時に、歯を削る器械で怪我をしてしまったり、細かい器具や詰め物を誤飲してしまう恐れがあるため、とても危険です。

スタンダードプリコーション

小森先生は、歯科診療を行うに当たって、スタンダードプリコーション(標準予防策)が最も重要であると、強くおっしゃっていました。スタンダードプリコーションとは、全ての患者様が感染症に感染しているという位の気持ちで対応するというものです。インフルエンザなどの感染症には潜伏期間があるので、全ての患者様に対して万全の体制で感染予防をして行かなければ、完全な予防とは言えないのです。

新型インフルエンザの流行

インフルエンザの特徴や感染対策と付随して、今年の新型インフルエンザの流行の経緯も順を追って解説がありました。インフルエンザが流行していくにあたって、状況や考え方は常に変わっていくので、常に最新の情報を把握することが重要だそうです。

今回の講演での内容も、あくまでも現時点(H21年11月)のもので、明日には全く違うものになっている可能性もあるので、常に新しい情報を得られるようにと強くおっしゃっていました。

実際に、4月にメキシコやアメリカで大流行している間は、日本では対岸の火事といったふうで、空港以外ではそれほど警戒されていませんでしたが、一ヶ月もしないうちに海外渡航歴のない高校生の日本国内での感染が確認されました。

その後も、7月始めに、抗ウイルス薬での治療体制が確立しているから死者が出ていないという発表があってすぐに、死亡例の報告が出始めるなど、状況は常に激しく変化しています。

私達医療従事者はもちろんのこと、患者様皆様も常に状況を把握し、適切な予防措置を心がけるのが大切だそうです。

最後に

今回は新型インフルエンザについての講演ということで、これからインフルエンザが最も流行する時期を控えて、とても有意義な2時間でした。当医院でも器具の滅菌や消毒など常に衛生管理には気を配っていますが、今回の講演を活かして更に徹底して行きたいと思います。

今後もコンスタントに学術講演会が開催される予定との事ですので、出来る限り多くのスタッフが参加し、診療に役立てていければと思います。

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あかりんご

学術講演会レポート

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