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健康スポーツ歯科を目指して

りんご歯科クリニックでは、スタッフの知識と能力の向上を目的として、『横須賀市歯科医師会学術講演会』に参加しています。このページでは、講演内容をレポート致します。

第6回の講演は、平成21年12月10日(木)に開催されました。今回の講演は演題『健康スポーツ歯科を目指して』ということで、運動やスポーツと歯の関係についてのお話でした。

講師の杉山先生は、日本ハンドボールナショナルチームの担当歯科医師や、JOC日本オリンピック委員会スポーツドクターを務めるなど、マウスガードの普及やスポーツの安全性の向上、スポーツ歯科の普及のために、全国で精力的に活動していらっしゃいます。

生涯スポーツ運動

生涯スポーツ運動
講師の杉山先生は兼ねてより、『健康はスポーツから、スポーツは歯から』という言葉を軸に、健康な体とスポーツの関係、そしてスポーツと歯の関係を説いていらっしゃいます。

日本では現在生涯スポーツ運動として、国民全体の50%が週一回以上の運動を、30%が何らかのスポーツクラブに加入することをめざして、スポーツや運動による健康づくりを推進しています。また、神奈川県医師会もスポーツ運動を推奨していて、1日30分の運動を週3回3ヶ月続けるという『3033運動』を行っているそうです。

このような国の施策の成果もあって、スポーツや運動による健康づくりは、以前に比べてかなり浸透してきているようですが、それでもまだ日本のスポーツ人口は他の国々と比較すると低いのだそうです。2000年のデータでは、週に2回30分以上のスポーツを行っている比率が、日本が20%以下だったのに対して、オーストラリアやニュージーランドなどは50%以上と、3倍近い開きがあるそうです。

スポーツ外傷

歯のダメージ
スポーツをする上で避けては通れないのがスポーツによる外傷です。学校で体育やクラブ活動中の子供が、何らかのアクシデントで口腔内に外傷を負う例も多いようで、学校で起こる外傷の内容を調査したデータでは、毎年歯科に関するもの(歯が折れた・抜けたなど)の割合がとても高いのだそうです。(ここで歯が抜けてしまった時の適切な処置についてもご説明がありましたが、ぶつけて歯が抜けた時の対処法に掲載しておりますので省略させて頂きます。)

スポーツによる外傷の原因となる恐れのあるものは、歯列不正(特に上顎前突)、下顎の埋伏智歯(埋まったままの親知らず)、矯正装置、補綴物(入れ歯やインプラントなど)、虫歯、歯周病などが挙げられるそうです。

続いて様々なスポーツ外傷の例をご紹介頂いたのですが、アメリカでは、バスケットボール中に、ダンクシュートに失敗してゴールネットにぶつかり、歯を破折してしまう例が稀にあるそうです。他にも、バスケットボール・テニス・ゴルフなど、様々なスポーツでの外傷の例を、症例写真を見ながら紹介して頂きました。ラグビー中に、頬に相手の歯が刺さった例もあるそうです。

スポーツマウスガード

これらのようなスポーツ外傷を防ぐにはスポーツマウスガードの装着が一番です。2008年に開催されたFDI(世界歯科医師連盟)ストックホルム大会では、『患者様が外傷のリスクを伴うスポーツを行っているかどうか確認する』、『外傷を伴うスポーツを行っている患者様にはマウスガードを装着して頂く』ということが、歯科医の役割であると発表されたそうです。

コンタクトスポーツと呼ばれる、人と人あるいは人と道具の接触があるスポーツの試合には、マウスガードの装着が義務付けられているものも多いのですが、あくまでも試合での義務付けなので、練習中などに外傷を負うケースも少なくないようです。

マウスガードは厚みのあるものですと違和感を感じてしまう方が多いのですが、外国では子供のうちからスポーツ中にはマウスガードを付けているので、厚みのあるものでも平気なのだそうです。

咀嚼と健康

続いては咀嚼(食物を噛むこと)と脳の関係についてのお話でした。咀嚼には脳を活性化させる効果があり、お口の中を健康な状態に保つことは、脳の活性化や体の健康にも繋がるそうで、8020運動(80歳になっても歯を20本残そうという運動)を達成している人は自由に運動できる人に多いそうです。

また、噛み合わせが悪いと体の重心も悪くなるそうです。噛み合わせの位置が横にずれていると、頭や下半身もそれに追随するように横にずれてしまうのだそうです。犬は奥歯を削ると歩けなくなってしまうのだそうです。咬合の安定と確立が健康や寿命にも繋がるということです。

マウスガードとパフォーマンス

マウスガードは本来、歯や歯周組織の保護や、外傷予防のために装着するものですが、近年ではスポーツ中のパフォーマンス向上のために装着するケースも増えているそうです。

咬合と競技能力向上の研究は様々な機関で行われているそうです。日本咬合学会では、咬合(噛み合わせ)が悪いと重心が揺れるため、運動のパフォーマンスが悪くなるので、咬合のバランスが悪い競技者にはマウスガードの装着が有効であると発表されているそうです。

ただし、マウスガード装着はあくまでも競技者が本来持っている力を引き出すものであるため、パフォーマンスの向上というよりは、パフォーマンスの回復であり、咬合のバランスが悪い競技者が装着すれば高い効果が得られるものの、元々咬合のバランスが良い競技者が装着しても、あまり効果は得られないそうです。

最後に

今回は健康スポーツ歯科ということで、スポーツやマウスガードに関する講演でした。当医院も神奈川県のスポーツ歯学の団体に参加するなど、力を入れている分野の一つですので、貴重な2時間となりました。 

今後も毎月一度のペースで、コンスタントに学術講演会が開催される予定との事ですので、出来る限り多くのスタッフが参加し、診療に役立てていければと思います。

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あかりんご

学術講演会レポート

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