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歯科臨床におけるマイクロサージェリー

りんご歯科クリニックでは、スタッフの知識と能力の向上を目的として、平成21年度より毎月開催されております『横須賀市歯科医師会学術講演会』に参加しています。このページでは講演内容をレポート致します。

第8回の講演は、平成22年3月4日(木)に開催されました。今回の講演は演題『歯科臨床におけるマイクロサージェリー』ということで、歯科診療時に口腔内を拡大して細部まで見ることの出来る、固定式の視覚強化装置であるマイクロスコープについての講演でした。

講師の千先生は、普段はインプラントの講師をなさっており、同時にマイクロスコープを用いた研究チームにも所属していて、世界的な歯科大会でも発表を行うなど、日本国外でも活躍されている先生だそうです。

講演内容は、マイクロスコープの追加機能で撮影された写真やビデオを中心に、千先生が行ったたくさんの症例をご紹介頂きました。

マイクロスコープとは

マイクロスコープは、口腔内を拡大して細部まで見ることの出来る固定式の視覚強化装置です。最大で20〜30倍くらいの倍率に拡大することができて、肉眼では解らない歯の細かいヒビや、隠れている根管などが見えるので、精密な手術はもちろん通常の歯科診療でもより精密な治療を行うことができます。

1975年に歯内療法で使われ始め、1980年頃から歯周病の治療に使われるようになって普及していったそうです。アメリカなどではかなり普及が進んでいるそうですが、日本では68,000件の歯科医院に対して約2,500台程度しか普及していないそうです。値段は100万円〜1,000万円と様々ですが、とても高価な装置です。

視覚強化装置としては他に、頭に装着して使用するタイプのルーペという拡大鏡もあります。ルーペは倍率が2〜4倍までなのに対して、マイクロスコープは最大で30倍くらいまで拡大できますが、その分ピントを合わせるのが難しいため、慣れないと上手く扱えないそうです。

また、マイクロスコープは固定式なので機動性はありませんが、より大きく拡大できるだけでなく、照明が細部まで照らすことが出来るため視界が良く、細かい作業には特に有効だそうです。移した映像をモニターに写して患者様に見せたり、ビデオや写真として撮影することもできるので、診療の説明に使用できたり、記録を残せるというメリットもあります。

歯肉の移植と再生

マイクロスコープは、根管治療や歯周治療、補綴など一般の保険診療にも有用だそうですが、講演は主に、千先生が今までにマイクロスコープを使用して行った、上顎洞底挙上術や歯肉や骨の移植・再生などの手術の解説でした。マイクロスコープを用いると、細部まで見ることが出来るので、より精密な手術が出来るそうです。

例えば、歯が抜けてしまった状態である程度の期間が経過すると、その部位の骨が薄くなってしまうため、そのままではインプラントなどの治療が出来ない場合があります。このような時に、上顎の結合組織を採取して移植することで、骨と歯肉を回復することができるそうです。

また、歯頚部(歯の付け根部分)が何らかの原因で下がってしまい、骨が失われてしまった場合なども、歯の周囲の骨がまるまる無くなって歯が動いてしまっている状態を除けば、結合組織の移植によって歯肉と骨を再生させることが出来るそうです。

インプラントとマイクロスコープ

これらのような歯肉と骨の再生は、インプラント治療と平行して行うことで周囲の歯肉の状態を良くし、審美性を高めたり、メンテナンスをしやすくしたりすることができ、人工歯をより天然歯の状態に近付けることが出来るそうです。

また、天然歯は歯と歯周組織が様々な繊維によって縦横に繋がっており、それらが歯を支えているのですが、インプラントの場合はインプラント体と歯槽骨が結合しているだけで横の繋がりが無いので、きちんと歯肉が無いと骨が駄目になってしまうのだそうです。歯肉や骨がしっかりしている患者様であれば問題ありませんが、歯肉が減ってしまっている場合は、歯肉と骨の移植・再生が必須条件になるそうです。

ソケットリフト

上顎の骨が極度に薄い場合に、上顎の骨を少しだけ残してその骨ごと上顎洞を覆っている粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、そこに骨を増やしてインプラントを同時に埋め込むソケットリフトという方法がありますが、この手術もマイクロスコープを用いることで、快適に行うことが出来るそうです。

術中の患部の様子が細部まで見えるので、とても薄いシュナイダー膜の状態もよく見えて慎重な処置が出来るほか、距離を正確に図ることが出来るので、通常の方法とは違って痛みや衝撃を与えることなく行うことが出来るそうです。

最後に

とても専門的な内容で難しい用語も多かったのですが、ビデオや写真などで実際に手術の様子や、術前術後の状態を見ることが出来たので、とても解りやすい講演でした。

今後も毎月一度のペースで、コンスタントに学術講演会が開催される予定との事ですので、出来る限り多くのスタッフが参加し、診療に役立てていければと思います。

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あかりんご

学術講演会レポート

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