横須賀市浦賀の歯医者【りんご歯科クリニック】インプラント治療

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コラム

歯周病予防と赤ちゃんの健康

女性のための新・常識 歯周病予防と赤ちゃんの健康

お口の病気「歯周病」。実は近年、この歯周病が全身の健康に何らかの影響を及ぼしてきていることが分かってきました。
特に女性は初潮、月経、妊娠、出産、閉経とホルモンバランスの変化などにより、男性より歯周病になりやすいとも言われています。
そこで今回は、妊娠期における歯周病の危険性と予防対策をご紹介していきます。
横須賀浦賀の歯医者りんご歯科は、日曜祝日も診療、急患対応可、患者様の様々なお悩みにお答えいたします。

 

歯周病は、全身にも関係している!?

日本と米国における
喪失歯数の年齢別推移

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自覚症状がないままに突然歯が抜け落ちる病気として恐れられているお口の病気、歯周病。その原因は、プラーク(歯垢)の中の細菌(歯周病菌など)です。実は近年、この細菌が様々なトラブルを引き起こすのはお口の中だけでなく、全身にも何らかの影響を与えている可能性が出てきました。具体的には糖尿病、骨粗しょう症、妊娠などが挙げられています。また、日本で罹患率の高い動脈瘤や動脈硬化を患っている70~80%もの人の病変部から歯周病菌が見つかっており、いまや歯周病と全身の関係は無視できないものとなっています。
ところで、50歳以上になると日本は米国に比べて、歯を失う人が圧倒的に多くなるのをご存知ですか?これは予防に熱心な米国と違って、日本では歯周病になってから治療を受ける人が多いからではないかと言われています。
これからは歯を失わないためにも、また、全身の健康を保つためにも、意識して歯周病を予防していくことが大切です。

 

妊婦の歯周病には、危険がいっぱい

各危険因子における初産の
早期出生低体重児危険率

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歯周病というと「中高年男性がかかっている」とイメージされがちですが、実は歯周病にかかりやすいのは妊婦と言われているのをご存知ですか?と言うのも、妊婦はつわりのせいで、歯ブラシをお口に入れるだけで気分が悪くなり、オーラルケアがおろそかになり、歯周病の原因となるプラークをためやすくするからです。また、歯周病を起こす菌の中には、妊娠中に出される女性ホルモンを栄養とする細菌がいて、歯ぐきに炎症を引き起こし、歯周病を発症・悪化しやすくしています。

さらに近年では、歯周病は早産や低体重児出産などの妊娠トラブルと関係していることも明らかになってきました。1996年に米国で行われた妊婦や出産後の母親を対象とした調査では、母体が重い歯周病を患っていると早産で低体重の赤ちゃんが生まれる危険率は5.9倍、初産では6.7%にも達しました。これは喫煙や飲酒の有無、年齢などに比べて圧倒的に高い数値です。

また、鹿児島大で行われた調査(※4)では、切迫早産(妊娠37週未満で子宮収縮や、子宮口の開きが見られる状態)で入院中の妊婦うち、正期産だったグループで歯周組織の破壊が10%だったのに対して、早産だったグループでは30%近くに上り、歯周病が早期出生低体重児の出産に深く関与していることが改めて示唆されました。さらに、歯周病による歯ぐき炎症時に出されるサイトカインという炎症物質が、歯周病の悪化だけでなく、子宮収縮などを誘発していることも明らかになりつつあります。

 

歯周病を効果的に予防したい

妊婦はもちろん、健やかな赤ちゃんを産むためにも、特に気をつけたい妊娠期の歯周病。その一方で、妊娠期の歯周病は悪化しやすく、抗生剤の使用や抜歯が難しいのが現状です。では具体的に、妊婦はどのようなケアを心がければいいのでしょうか?

そこで大切になってくるのが、実は毎日のブラッシング(歯みがき)です。妊娠中は不規則な生活や偏食、つわりなどが原因となって特にお口のなかが汚れやすい状態になっているので、とにかく正しいブラッシングでプラークを落とすように心がけましょう。つわりなどで気分が悪いという場合は、ヘッドの小さな歯ブラシやデンタルリンスを試すのもいいでしょう。また、プラークのたまりやすい歯と歯の間などは、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具を使うのもおすすめです。もちろん、妊娠前から定期的に歯科検診を受けておくのもいいでしょう。

 

歯医者さんと一緒にたたかう

妊娠トラブルを招く原因ともなる歯周病。今後は歯科治療においても、お口のなかだけでなく、妊娠など全身との関係を見据えた歯周病予防が重要になりつつあります。
例えば妊婦の場合は妊娠期の歯肉炎治療や緊急時の対応など、妊婦とお腹のなかの赤ちゃんの健康をサポートする、産婦人科と連携した歯科治療が特に大切になってきます。さらに、予防の一環として、バランスのいい食習慣を提案したり、正しい口腔ケアを指導したり、生活習慣をお母さんとともに改善していくことも、歯科医院の大切な役割のひとつに挙げられます。

また、出産後は子どもが低年齢のうちから受診・予防することで歯科治療への恐怖心を緩和するなど、親子のより継続的な口腔ケアを目指した取り組みが求められています。
特にこれからは「予防の時代」と言われている歯科治療。妊婦と歯周病の関連に限らず、日頃から何でも相談でき信頼できる歯医者さんを持つことは非常に大切です。

 

歯みがきするときのポイント
  • 1.歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目にあてる。
  • 2.軽い力でみがく(ペンを持つように力加減)。
  • 3.歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間のプラークを、歯ブラシの毛先でこすりとるように“意識して”小刻みに動かす。
  • 4.一歯ごとていねいにみがく。
  • 5.鏡や舌で、磨き残しを点検する。
 

日本歯科医師会雑誌より転載

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